リアクションレーシングは1994年の設立以来、数多くのマシンの製作に携わってきました。ストリートマシンからドラッグやタイムアタックなどのレース専用マシンまで、特にロータリーエンジンに強みを持つハイパフォーマンスファクトリーとしてお客様の熱いご支持を頂いてきました。そのマシン製作のフェーズにおいて、私たちが最も大事にしていることは「真摯に機械と向き合うこと」。それはまるで刀を打つかの如く素材の持つ良さを最大限に引き出すために、徹底的に細部に拘り、丁寧にひとつひとつの作業を積み重ねながら、お客様の求めるものを具現化していきます。そして、真面目に向き合い、正しいアプローチを行うことで機械は必ず応えてくれます。そういう気持ちを私たちは大事にしています。

チューニングは馬力を上げることだけではありません。エンジンパワーを受け止めるボディ、伝達する駆動系、それを路面に伝えるサスペンションとタイヤ。全てが高い次元でシンクロしてはじめて高いパフォーマンスを発揮します。私たちはエンジン単体だけで考えていません。全てその先にあるもの、例えばエアーの流れ、タービンでの圧縮、エンジンの燃焼状態、金属同士の摩擦、それに伴う音・色・匂い。機械的な数値と五感で感じ取った感性とを摺り合わせ、それらにオーナーの嗜好性を加味しチューニング（調律）していきます。決して自分たちのフィールド（ショップ視点）でモノを考えず、お客様の求めるものを十分に共有・理解させて頂くことで「ウェルバランス（Well-baranced）」を実現します。

若者のクルマ離れが顕著になり、インターネット上で大量の情報が飛び交う昨今、私たちはプロフェッショナルファクトリーとして、チューニングに関する正しい情報を発信していくことも使命だと考えています。それらの情報と私たちが提供するチューニングサービスの相乗効果により、お客様に今まで以上にクルマを楽しんで頂き、クルマに対する愛着を増して頂けることができるならば、それは私たちの本望です。クルマも機械ですから、経年劣化などで調子が悪くなることもあります。しかし、そうなったとしても絶対にあきらめず、私たちにご相談ください。これまでの実績とノウハウをもとに全力でサポートさせて頂きます。